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リニューアルオープンの松山三越に、世界初のゴディバ「地域密着型ショップ」伊予柑ピールチョコも

県産食材を取り入れたメニューなどを展開する日本初の「地域密着型ショップ」。オープン初日には、ゴディバジャパンのジェローム・シュンシャン社長も訪れた

県産食材を取り入れたメニューなどを展開する日本初の「地域密着型ショップ」。オープン初日には、ゴディバジャパンのジェローム・シュンシャン社長も訪れた

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 松山三越が10月6日、約1年間にわたる改装工事を経てリニューアルオープン。菓子類や土産物などをそろえる1階・食品フロアには、チョコレートブランド「ゴディバ」が運営する世界初の「地域密着型ショップ」が登場した。

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 来年で日本上陸50周年を迎えるゴディバが「GODIVA meets JAPAN」をコンセプトに掲げ、地域の特産物や工芸品・企業とコラボレーションを行う事業の一環としてオープンしたもの。「何気ない日にも、ちょっと特別な日にも、訪れる度に新しい驚きと発見を届ける」ことを目指し、愛媛県の特産品を新しい形で取り入れたスイーツを販売。砥部焼や大洲和紙ギルディングなど愛媛の伝統産業を取り入れた店舗デザインは、スペース(東京都中央区)が手掛けた。

 店舗面積は約22坪で、イートイン5席を併設。従来の商品ラインアップに加え、愛媛県産オーガニック伊予柑ピールを使った「伊予柑ピールチョコレート」(1,836円)や、愛媛銘菓の「タルト」とコラボレーションした「一六タルトチョコレート」(303円)、愛媛県産ブラッドオレンジを使ったカフェメニュー「ショコリキサー愛媛ブラッドオレンジ」(731円)などのご当地メニューも販売する。

 オープン初日の6日、限定商品は当日昼までに売り切れる人気ぶりで、カフェコーナーには「ゴディバカフェ」のメニューを求める人の列が続いた。

 ゴディバジャパン広報担当の西山さんは「ゴディバが世界で初めて手掛ける『地域密着型ショップ』。地域に根差した商品開発を行うため、シェフ・ショコラティエのヤニック・シュヴォローさんも松山を訪れた」と話す。

 ヤニックさんは世界に6人いる同社のシェフの一人。15年以上に渡ってヨーロッパ各地の高級レストランやホテルでパティシエやショコラティエとして経験を積み、2010(平成22)年、ゴディバのシェフ・ショコラティエに就任。現在は、日本市場で展開する新商品の開発などを手掛けている。「松山では街並みの美しさや、自分たちの地域の文化に誇りを持ち、親切に熱意をもって説明してくれる地元の人の優しさに、ヤニックさんも同行したスタッフもとても感銘を受けた。『地域密着型ショップ』を通じて、地域の魅力の発信や、にぎわい創出にも貢献できれば」とも。

 同じく広報担当の宮崎さんは「ゴディバのサービスや商品を通じて、お客さまの普段のライフスタイルに『記憶に残る幸せな時』をプラスしていきたい。地域の皆さまに愛される店作りを行っていくので、今後の展開にも期待してほしい」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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