松山の「ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)」(松山市道後町2、TEL 089-923-5111)で12月16日・17日、ダンス巡回プロジェクト「踊りに行くぜ!!」の松山公演が行われる。
NPO法人「Japan Contemporary Dance Network」(京都市下京区)が2000年、札幌・東京・横浜・大阪の4都市で始めた同プロジェクト。全国各地から選ばれたコンテンポラリーダンサーが集まり、各地のパフォーマンススペースを巡回するもので、これまで224組のアーティストが40の地域を巡回し、同プロジェクトにかかわってきた。
松山公演の作品は、松山市出身の渡部由美さん・三好育代さんデュオの「出べその穴」や同じく森岡恵子さんの「two ways」など。そのほか、開催各地での選考会やビデオ公募などから選出されたダンサーや、海外からのゲストダンサーが出演する。
渡部さんは「演目は『コンプレックス』がキーワード。人生いろいろな穴があると思うが、落ちてもはい上がり、強く生きたいという人間の内側を表現し、何らかのパワーを観客に与えることができれば」と話す。
開場18時30分、開演19時。チケットは、大人=前売り2,000円・当日2,500円、学生=前売り1,500円・当日2,000円。問い合わせは「松山・踊りに行くぜの会」(TEL 089-934-3434)まで。
今月18日には「アートステーションおいでんか」(大街道1、TEL 089-998-3534)で、同プロジェクト10周年を記念した「世界のおもしろビデオダンス上映会」も開催予定。日本でいち早くビデオダンスの魅力を紹介してきた映像作家がセレクトした、世界の貴重な作品を解説付きで上映する。開演20時。入場料は500円。