松山の珍味店が新作「ロールせんべい」-珍味を子どもにも食べやすく

珍味店「扇屋食品」が作った「珍味屋さんがお魚でつくったロールせんべいです。のり塩味」

珍味店「扇屋食品」が作った「珍味屋さんがお魚でつくったロールせんべいです。のり塩味」

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 松前の珍味店「扇屋食品」(伊予郡松前町北黒田、TEL 089-984-2141)は昨年12月上旬、「珍味屋さんがお魚でつくったロールせんべいです。のり塩味」を発売した。

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 同商品はその名の通り、魚肉のすり身を独自の製法で焼き上げ、1口サイズのロール状に仕上げたもの。魚肉のすり身を55%以上使い、油で揚げずに焙焼(ばいしょう)することで油っぽさを極力減らし、カリッとした食感に仕上げている。

 「珍味は大人のものというイメージが強いが、今回は発想を転換して子どもにも食べやすいようにするために、せんべい風のお菓子のようなものを商品化したい」(同社四国営業所所長の白石さん)と開発を始めた。

 「焼きが甘いと芯が残り、逆に焼き過ぎるとすぐに焦げてしまう。このため、幾度となく試作を繰り返して見つけた最適な温度・時間を設定して焙焼を行っている。この食感を出すために、焼き加減には細心の注意を払っている」と白石さん。

 味については、「定番のコンソメ味から、少し変わったわさび味まで10種類ほどの味を試作し、その中から試食会・開発会議などで検討し最終的に人気のあった『のり塩味』に決定した」という。「袋をアルミ袋にすることで外光をシャットアウトし、長期間おいしさを保つことができるのも魅力の一つ」とも。

 内容量は30グラムで、価格は100円。中四国のスーパーではフジ、A-コープ、オレンジフェリー、生協ではコープしこく、コープかがわ、コープきんきで販売予定。ネット販売も行う。

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