スーパー跡のギャラリー空間で愛媛大生が美術展-学生の利用促進へ

広々としたギャラリーに学生の作品が展示される

広々としたギャラリーに学生の作品が展示される

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 松山の「ギャラリー新立」(松山市築山町)で2月27日~3月7日、「愛媛大学美術研究会作品展ビケン」が開催された。

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 同展は同大学教育学部美術専攻の学生全員が所属する美術研究会のメンバーが行っているもので、同ギャラリーでの開催は初めて。期間中、同研究会14人の作品を展示した。

 同ギャラリーはスーパーとして使用されていたテナントが空きスペースとなったため、昨年3月から持ち主の意向でギャラリーとして使用され始めたもの。管理者の1人で、同研究会メンバーでもある愛媛大学2回生の塩見さんは「主として学生の利用を促進させるため、価格も1週間1万円と安く設定してある。約200平方メートルと十分な広さもあるので、展示会から公演までさまざまな用途で利用してもらえれば」と話す。

 「今はまだギャラリーの存在があまり知られていないのが現状だが、口コミで広がり、少しずつ利用が増えてきつつある。せっかくの良い施設を多くの人に知ってもらい、松山の芸術披露の場にしていきたい」とも。

 今後は、今回が初公演ながら「公演後に解散する」という同大生による劇団「尖塔会議」の公演(3月13日・14日)や「平成21年度松山東高校美術部卒業制作展」(3月20日~25日)、同大演劇部の公演(4月10日・11日)、「尾崎正教 美術品展示」(4月29日~5月9日)などを予定する。

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