海産物の卸・販売を手がける「南国」(松山市久万ノ台)が「愛らぶFishかりかりみかん味」「愛らぶFishやわらかみかん」を発売して2カ月が過ぎた。
両商品は、愛媛県産の農林水産物を使って商品開発を行ったもの。海の食品であるカタクチイワシと、山の食品であるミカンを組み合わせている点が特徴。今年1月には愛媛県の愛あるブランドの承認も受けた。
「愛媛県産のカタクチイワシと温州みかんを使い、みかんの風味を生かし、いりこの生臭さを最小限に抑える特殊な加工により魚嫌いの方はもとより子どもからお年寄りまで食べて頂ける味とぱりっとした食感に仕上げた。ミカンが持つクエン酸の効果によって、魚が持つカルシウムの吸収率をアップさせる狙いもある」と同社の今井正一社長。
公募により決めた商品名は4歳の女児が考案したもの。パッケージは23歳の女性による手描きイラストを起用した。
同社担当者は「『かりかり』は簡単につまめて、子どものおやつやおつまみに、『やわらか』はごはんや弁当のおかずにおすすめ」と話す。
内容量は、「愛らぶFishかりかりみかん味」=60グラム、「愛らぶFishやわらかみかん味」=80グラム。価格は各300円~。県内スーパー各店で販売しているほか、特選市場などのネット通販でも取り扱っている。