松山・蓮生寺で「花まつり」-「ぼて茶」「精進料理」でお接待

蓮生寺の「ぼて茶」と「精進料理」

蓮生寺の「ぼて茶」と「精進料理」

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 松山の「蓮生寺」(松山市猿川原、TEL 089-996-0639)で5月5日から、「花まつり」が行なわれる。

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 同まつりは、お釈迦(しゃか)様の誕生日を旧暦の毎年この期間に祝い、行なっているもので、ぼて茶や精進料理を参拝者に振る舞う。

 「ぼて茶」とは、クコの葉や番茶と大豆を煮出したお茶を、塩をつけた茶せんで泡立て、その中に黒豆ごはんとタケノコ・シイタケ・高野豆腐・奈良漬け・フキなどをみじん切りにしたものを入れたお茶漬けのようなもの。茶せんでお茶を泡立てる必要があることからか、主に茶道をたしなむ人が楽しんでいた、松山の特別な郷土料理であったと言われている。

 「甘茶だけでなく、ぼて茶や精進料理を振る舞うことで参拝者に喜んでもらおうと28年前に始めたのがきっかけ。寺の周辺で採れたものを使ってつくっていて、特にぼて茶は、ほかでは珍しくなかなか食べられないことから参拝者に喜ばれている。春の香りを楽しんでもらえれば」と住職の森岡文雄さん。

 開催時間は10時~16時。ぼて茶のみ=500円、ぼて茶と精進料理のセット=1,500円。ぼて茶と精進料理のセットは前日までの予約が必要。5日10時から護摩法要を行う。5月7日まで。

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