松山の「ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)」(松山市道後町2、TEL 089-923-5111)で9月16日~18日、「ACE広告賞2010」の公開審査が行われる。
同賞は、愛媛のクリエーターで組織している非営利団体「アドクリエーターズ愛媛」(松山市)が主催するもの。愛媛の広告クリエーター同士の親睦を図り、互いに作品を評価し合うことで、広告価値の向上などを目指すことを目的に開く。
2回目となる今回は、「仕事部門」の中にブランディング部門を設けるなど審査部門を改定し、「仕事部門」では2009年9月~2010年8月までに実際に使用・掲載された広告作品をACE会員から募集。「公募部門」では「愛媛の子どもたちを元気にする広告」をテーマにプロ・アマ問わず独自の作品を募集する。作品は同期間に公開され、来場者と同会員による投票でグランプリや審査委員賞などを決める。
特別審査員として今回は、コピーライターとして活躍する岩崎俊一さんを招く。
「クリエーター同士が作品を評価し合うことは普段は無く、新鮮で仕事に対するモチベーションも上がるといった声が昨年は寄せられた。始まったばかりだが、この広告賞に対して意義を実感している」同団体代表の正岡昇さん。
「時代の背景もあり販売促進に力を入れた広告が多く、クリエーティブ要素の強い「作品」として捉えられる広告が少ないのが現状。しかし、クリエーティブの底上げにもつながっていくので、そういったことはあまり意識せず、気軽に応募してほしい」と正岡さん。
「時代を変えるのはクリエーティブの力であると信じている。愛媛を中心にクリエーターが時代を引っ張っていけるよう活動していく。最低でも10年は継続することを目標に続けていきたい。近県にもクリエーターで組織する団体があるので、そうしたところと連携して、四国での広告賞開催も行なっていくことができれば」とも。
開催時間は11時~20時。入場無料。18日は16時まで。応募作品のエントリー受け付けは8月31日まで。問い合わせは同団体(info@adcreators-ehime.jp)まで。