地元の亀岡酒造(喜多郡内子町、TEL 0893-44-2201)は12月13日、太陽のようなミカンのお酒「i-sole(アイ・ソーレ)」を発売した。
同商品は同酒造と松山大学(文京町)、松山デザイン専門学校(辻町)が共同で作った。同酒造の横田光敏取締役が、「若い人にももっと日本酒に親しんでもらいたい。そのために若い人の意見を取り入れた酒を作ろう」と考え、松大の山崎泰央准教授に相談したのがきっかけ。
「味はオレンジジュースに近くたいへん飲みやすい商品。この酒で飲みやすさを追求しながら、米の香りやほんのりとした甘さなど日本酒の良い点も充分にアピールできたのでは。これを飲んで、日本酒の古い感じやきついイメージを払しょくしてもらい、もっとカジュアルに楽しんでもらえたら」とプロジェクトに参加した松山大学の土屋俊介さん。
コンセプトは、会社帰りの女性が自分へのご褒美に買うおしゃれな「デザート・ドリンク」(土屋さん)。20~30代のOLをターゲットに据える。
価格は、フローズン(120ミリリットル)=380円、スタンダード(200ミリリットル)=380円で現在は松山三越、伊予鉄高島屋、フジグラン松山で販売している。「来年からは東京でも販売する予定」(土屋さん)とも。