松山大街道商店街(松山市大街道1)で10月11日、「松山モードフェス2010オータム/ウインター」が開催され、商店街がファッションショーのステージに変身する。
2008年1月、ラフォーレ原宿・松山が耐震構造問題で閉店。郊外の大型SCの出店も重なり、以降同商店街の集客は減少傾向にある。以前のような商店街の活気を取り戻したいという若者が集まり、同イベント実行委員会を結成。昨年も2回、任意団体の自主開催で「松山モードフェス」を行ったが運営基盤が脆弱(ぜいじゃく)だったこともあり、思うようにまちの活性化に結びつかなかった。
実行委員会が組織として確立した今回からは、大街道中央商店街振興組合と共催し、地元企業の協賛・協力を得て地域を巻き込んだイベントに発展した。
同実行委員会の河原さんは「運営組織、団体など根本が変わりイベントも新しく生まれ変わった。これまでとは違うところを見てもらい、前回上手くいかなかった部分を満たし成功させたい」という。
会場は千舟町通りと三番町通りのシネマサンシャイン大街道前に幅約25メートルのロの字型ステージを設置。ステージの周囲には商店街内の飲食店、雑貨店や協賛各社などがブースとして出店する。当日はモデル約40人が出演。モデルは一般公募や以前の出演者のほか、愛媛FCの選手や愛媛美少女図鑑、愛媛のアイドルグループ「ひめきゅんフルーツ缶」から成る。松山中心地付近の18のアパレルショップが参加を予定。
「ファッションショーがメーンイベントだが、目的は服をはやらせることではなく街の活性化につなげること。3回目を成功させ、『松山まつり』『野球拳おどり』のような季節の定期イベントと言われるようなものにしていきたい」と河原さん。
開催時間は13時~17時。観覧無料。