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砥部町で「四国EMフェスタ」-有用微生物群技術普及目指し開催へ

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 EM(有用微生物群)技術の普及を目的とした「四国EMフェスタ」が10月24日、砥部町文化会館(伊予郡砥部町)で開催される。主催は愛媛EM普及協会毎年四国4県で持ち回り開催されている。

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 EMは有用な微生物を共生させた多目的微生物資材のことで、比嘉照夫琉球大学名誉教授が1982(昭和57)年に開発した。農業資材、健康食品や化粧品、食品加工、環境浄化などさまざまな分野で幅広く使用され、各分野で使用できる微生物は約80種類に上る。

 愛媛EM普及協会は、主な活動として県内小中学校103校でEMによるプール管理を行う。プールの使用期間が終わった9月以降にEMの発酵液をプールに流しこむことで翌年の清掃活動で汚れが簡単に落ち、さらに清掃時に流した水が周辺の水を浄化する。EMは環境や人体に悪影響を及ぼさないため、アトピーの児童もプールの清掃に携わることができる。

 また市内にある松山幼稚園では空気清浄機にEMを入れて使用したところ、昨年全国的インフルエンザが流行し学級閉鎖される園や学校が多い中、同園では1クラスも閉鎖にならなかったという。アルムの里(伊予郡砥部町)ではEMを使い、合成油脂を使わない食パンを製造。地方の老人ホームの食事に出すなどしている。愛媛県のEM使用率はEM発信地の沖縄県を抜き、日本一(EM研究機構調べ)になっているという。

 当日は、各県のEMを使った米を生産する農業者などの各分野から、有機農業・環境浄化・企業の取り組みなどの実践報告が行われるほかEMを広めるために制作された「EMとことん音頭」を初披露する。EM開発者・比嘉教授の特別基調講演も予定。そのほか、EMを使った手が荒れず環境にも優しい液体せっけんやハンドソープ、台所せっけん、化粧品なども販売する。

 開催時間は9時30分~16時30分。資料引き換え券と弁当券の費用として1,000円必要。問い合わせは同協会(TEL 089-905-8777)まで。

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