松山の器専門店「ソウソウ」がチャリティーイベント-被災地の作家も出品

東日本大震災の被災者支援チャリティー展を開くSouSou

東日本大震災の被災者支援チャリティー展を開くSouSou

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 松山の器専門店「うつわSou Sou(ソウソウ)」(松山市溝辺町、TEL 089-977-8594)が現在、東日本大震災の被災者支援チャリティー展を開いている。

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 今年で10周年を迎える同店では、もともと記念の展示会を予定していた。しかし、参加作家の多くが北関東・東北地方に住んでおり、全員の安否確認はできたが、ライフラインが止まり、手掛けていた作品が破損。日程通り作品を送ることができなくなったためイベントは順延となっていた。

 スタッフの小池克志さん「イベントは急きょ取りやめる方向で考えていたが、安否確認の取れた作家から『ぜひ開催してほしい』『チャリティーとして参加したい』との強いメッセージを受け取り、私たちも少しでも力になれることを検討しチャリティー企画を行うことにした」と話す。

 期間中、黒釉(こくゆう)ドット・織部の器を作る大沼道行さん(岩手)、独特な文様「スリップウエア」器を作る伊藤丈浩さん(栃木)、パート・ド・ヴェール技法を使う能登朝奈さん(福島)、白磁の器の長谷川潤子さん(岐阜)のほか、チャリティーの趣旨に賛同した作家の作品も展示する。岩手、福島方面はまだ物流の関係で届いていない作品もあるが、配送され次第、随時展示していく予定。

 売り上げの一部は「愛媛新聞東日本大震災救援金」を通じて被災地に送る。

 営業時間は11時~19時。月曜定休。4月10日まで。

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