松山・二番町通りに7月4日、インドネパール料理店「ナマステ食堂」(松山市二番町、TEL 089-941-8380)がオープンした。
店舗面積は約15坪で、席数は24席。横浜店に次ぐ2店舗目で、店長はネパール出身のブサル・チョクラルさん。エスニックの服や雑貨が好きでよくネパールに行っていたという妻・英梨さんとはネパールで知り合った。もっとチョクラルさんに日本という国を知ってもらいたいという英梨さんの思いから、結婚を機に英梨さんの出身地・横浜に1号店をオープンした。
知人が松山・北条に住んでいることから、毎年1回松山を訪れていた2人は以前から松山に住みたいと考えていたという。3月11日の震災から3日後の14日に友人の力を借りて松山に一家で避難してきた。「1歳半になる子どももいて、原発の問題もあったので向こうには帰らず、こちらで生活を続けていた。せっかく松山にいるのであればと、店を開くことにした」と英梨さん。
カレーはベジタブル、チキン、シーフード、キーマ、マトンなど全24種類を用意。ランチメニューはナン・ライス食べ放題。ランチセットは7種類から選べ、価格帯は700円~1,150円。ディナーセットはコース2,000円からで、飲み放題(1,500円)も用意。ネパールやベルギー、ハワイなど各国のビール17種類を提供する。自家製のラッシーやチャイを使ったワインも。
英梨さんは「食堂という名前でランチのイメージを持たれがちなので、ディナーをやっていることやビール、おつまみの種類が豊富にあることも浸透させていきたい。地域の人ともっと仲良くなれる店を築いていけたら」と話す。
営業時間は11時~15時、17時~22時。