松山市総合コミュニティセンター(松山市湊町7、TEL 089-921-8222)で10月13日から、「小惑星探索機『はやぶさ』カプセル展示会」が開催される。
はやぶさは、2003年5月9日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げ、イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年9月に小惑星「イトカワ」へ到着した。その後のトラブルにより地球への帰還を3年延長することになったが、昨年6月13日、カプセルははやぶさから切り離され、オーストラリアに着陸。はやぶさの本体は大気中で燃えた。カプセル内からはイトカワの岩石質微粒子などが回収された。
同センター企画展示ホールでは「インスツルメントモジュール」「搭載電子機器部」「パラシュート」「背面ヒートシールド」など宇宙から帰還した実物を展示するほか、JAXAが提供する宇宙開発の歩みを紹介する特別企画展では、有人宇宙船の歩みや日本のロケット・人工衛星の歩みなどの展示を行う。抽選で宇宙服試着体験も予定。
コスモシアターでは11月中旬まで、 「HAYABUSA -帰還バージョン-」(約45分)を上映している。初日の13日は、JAXA技術参与工学博士的川泰宣さんの基調講演、15日・16日は宇宙に関する科学実験・工作・講演会(会場=こども館)なども行う。来館者数は、5日間で約2万人を見込む。
開館時間は9時~22時(13日は13時~)。カプセル展示会は無料(ただしコスモシアター特別上映入館券が必要)。コスモシアター特別上映入館券は、大人=400円、中学生以下=200円、4歳未満無料。今月17日まで。