愛媛県男女共同参画センター(松山市山越)で11月26日、「第6回地域づくり人養成講座・閉講式」が開催された。
愛媛県内の地域づくり活動の中心となって活躍していくリーダーを養成するため、今年6月から開講された同講座。毎年開講しており、人材育成のほか、研修と通じ県内各地の地域づくり実践者との交流を図り、幅広い地域づくりネットワークの構築を図ることを目的にしている。
今年の講座は、10~70代の市町職員、NPO、まちづくり団体、大学生など23人が受講していた。これまで、「まちづくり総論」などの座学、市内託老所での「地域福祉」をテーマにした専門講座、「ウ飼い」を体験したワークショップ、「地域とのコミュニティー形成」「近代化遺産の保存と地域活性化に向けた取り組み」などをテーマにした専門講座などを通し、地域づくり実践者との交流を図ってきた。最終回となる今回は受講生スピーチとして自主制作論文や自身のまちづくりについての抱負、現在の取り組みなどについてのスピーチを行った。
女性受講者の1人は「実際に受講してみて地域づくりに取り組む人々の熱い思いに驚いた。活動していることでさまざまな障害があってもそれに立ち向かっていく姿は輝いて見えた。講座を受けて、自分自身あれこれ悩むより、まず行動しようという意識に変わった」とスピーチ。そのほか、「これまでは誰かのサポートとして地域のことに携わることが多かったが、自分が主体となって地域を変えていきたいと強く思うようになった」という行政職員の男性のスピーチも。
スピーチの後の閉講式では受講生に修了証書が授与された。来年度の開催日程・内容は未定。