四国唯一の筆記具専門店「報画堂」、店づくりコンテストで県知事賞に

「Pen Galley 報画堂」では試し書きをして、じっくり万年筆を選ぶことができる。
写真は「デルタ」(イタリア製)のドルチェビータの万年筆。

「Pen Galley 報画堂」では試し書きをして、じっくり万年筆を選ぶことができる。 写真は「デルタ」(イタリア製)のドルチェビータの万年筆。

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 地域商業の活性化を支援する「松山店づくりコンテスト2008」(松山商工会議所主催)の卸売・小売部門で、「ペンギャラリー報画堂」(松山市朝生田6、TEL 089-913-5566)が県知事賞に選ばれた。

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 独自の経営スタイルを確立し、個性的・魅力的な店づくりで多くの消費者から支持を得ている店舗を表彰する同賞に、今年はほかにも飲食部門などの5店舗が選ばれ、地元発のビジネスモデル店として注目されている。

 その中のひとつに選ばれた「ペンギャラリー報画堂」は、現在、四国唯一の筆記具専門店。数年前から文具業界の変化に対応し、事業改革に取り組んだ結果、高級万年筆という分野でネット販売を中心に全国の顧客を対象に実績を上げてきた。

 店内はゆったりとしたスペースで、オーナー塩崎太久茂さんが選び抜いた約800本の豊富な万年筆・ボールペンの中から、お気に入りの1本を探すことができる。初めて購入する客にもブランドの背景、使い方などをレクチャーし、実際に試し書きをしてもらうなどして、商品選びをサポートする。

 塩崎さんの「お薦め」は、報画堂オリジナルスケルトンベースモデル(12,000円~)、「アウロラ」(イタリア製、48,000円~)、「デルタ」のドルチェビータシリーズ(イタリア製、70,000円~)など。万年筆の入門者には、定番「ペリカン」のスーベレーンシリーズ(ドイツ製、30,000円~)などを薦める。

 「メーカーによって特性がある。まずは試して、良さを見出してもらって、万年筆の魅力を体感しながら使ってもらえたら」と塩崎さん。「人生の節目にサインをすることが多い。大切なタイミングにいいものを使って欲しい」とも。

 購入客に商品を長く使ってもらうために、万年筆の修理・調整などのアフターサービスにも力を入れるほか、贈り物や記念品にネーム入れの彫刻にも対応する。

 営業時間は11時~18時。日曜・祝日定休、土曜不定休。

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