松山に5月24日、パン専門店「la four de bonheur(ル・フール・ドゥ・ボヌール)」(松山市宮西1、TEL 089-908-9308)がオープンした。
店舗面積は約14.5坪。オーナーブーランジェの仲田さんは、18年間パンの製造会社に勤務。「自分で作ったパンをお客さまに食べてもらいたい」と、以前からあった独立する夢を果たし開業した。店名はフランス語で「幸せのオーブン」の意味。店舗はフランスの街角にある店舗をイメージした内装にしている。
同店では1種類のパンにつき1つずつ生地から作っており、粉や成分を変えることでの個性やオリジナリティーを大切にしているという。日本人になじみのあるパンのほか、ヨーロッパで伝統のあるレシピを使ったパンも提供する。
仲田さんは「パンは世界中の文化に根付き、味や形にはそれぞれ伝統と歴史と理由がある。そういった背景を知ってもらい、楽しんで食べてもらえたら」と話す。
商品はフランスで最も古いパンの一つとして知られ、食物繊維を多く含む「パン・オ・ソン」、中東の特色を持つ「パン・シャラー」(以上180円)、14世紀のフランスで家庭の祝い事などで登場したという「パティスブーリ」(160円)のほか、水の代わりに牛乳を使い蜂蜜を加えた「ハニーミルク食パン」(1本=660円、1斤=330円)など。
「気軽に普段の食卓に並べて食べてもらいたいので1つあたりのパンの価格はほとんど300円以内にしている」と仲田さん。「パンだけを食べるのではなく、日常の食卓と合わせておいしく召し上がっていただけるよう提案していけたら」とも。
営業時間は7時~19時。水曜定休。