心不全、呼吸不全など慢性疾患への地域医療に注力する医療法人社団ゆみの（本社：東京都豊島区、理事長 弓野大、https://www.yumino-medical.com/ ）は、愛媛県松山市に新拠点『ひなたハートクリニック』を2026年1月7日（水）に開設します。これにより、当法人の拠点は東京、大阪、愛媛、福岡に計8箇所となりました。

藤井院長による訪問診療の様子

医療法人社団ゆみのは、「医を通して、その人らしい人生をサポートする」という理念のもと、地域に根ざした外来診療と在宅医療を行っています。在宅医療では、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリテーション・訪問栄養指導を通じて、患者さん一人ひとりの生活に寄り添った医療を提供しています。
この度、これまで大阪の拠点クリニックで在宅医療に携わってきた藤井昭医師が、生まれ育った愛媛県松山市において、患者さんが住み慣れたこの場所でこれまでと変わらない生活を続けられるよう、医療の側から寄り添い、支えたいという強い想いのもと、当法人として愛媛県内で初めてとなるクリニック「ひなたハートクリニック」を開設する運びとなりました。
松山市の高齢化率は、29.5％に達しており（出典：松山市公表資料、2025年4月時点）、高齢化の進行は地域医療に大きな課題をもたらしています。特に、病状が安定していても通院が困難となる高齢の患者さんは年々増加しています。
松山市は比較的コンパクトな都市構造を持ち、訪問診療をはじめとする在宅医療に適した地域でもあります。私たちは、こうした地域の特性と患者さんの声を大切に受け止め、通院が困難な方々にこそ医療を届けることが、私たちの果たすべき役割であると考えています。
「ひなたハートクリニック」は、地域の“ホームドクター”として、患者さん一人ひとりとの対話を大切にしながら、医療だけでなく日々の暮らし全体を支える存在を目指してまいります。



■藤井昭 院長よりご挨拶


私はこれまで、愛媛大学病院で循環器専門医として、最先端の医療に携わってまいりました。そこで多くの心臓病を抱える患者さんと向き合う中で、一つの大きな課題に直面しました。それは重い心不全を患い、退院後も住み慣れた場所に帰ることができず、人生の岐路に立たされている患者さんの姿でした。 心不全は、入退院を繰り返すことで、患者さんの体力がおちるだけでなく、精神的な負担も大きくします。いつもの生活が送れなくなり、多くの不安を抱えながら日々を過ごされている現実を目の当たりにし、もっと患者さん一人ひとりの人生に寄り添う医療が必要だと強く感じました。 この度、地元 愛媛松山の地で、心不全の患者さんが、住み慣れた場所で自分らしい、いつもの生活を送れるように支える YUMINO の医療を提供いたします。患者さんやご家族と一緒に、これからの生活についてじっくりと考え、地域全体で支えていく体制を築いていきたいと考えております。





■内覧会、医療セミナーおよび開院記念式典開催のお知らせ
開院後の2026年1月26日（月）に地域介護職の皆さまに向けてクリニック内覧会を開催し、院内設備や診療体制をご紹介いたします。さらに2026年2月17日（火）には、医療セミナーおよび開院記念式典を開催し、医療に関する情報発信と、病院関係者の皆さまとの交流の機会を設けさせていただく予定です。

■ひなたハートクリニック概要


【参考資料】
■拠点一覧（2025年12月現在）



■ 医療法人社団ゆみの について
「医療を通してその人らしい人生をサポートする」という理念のもと、地域での外来と在宅医療（訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション）を行っています。2012年9月ゆみのハートクリニック（高田馬場）開設。

法人名　：医療法人社団ゆみの（https://www.yumino-medical.com/）
理事長　：弓野 大
所在地　：東京都豊島区高田3-14-29 KDX高田馬場ビル2F
設　立　：2012年
従業員数：450名（2025年12月現在）※ 内、医師114名　


■ プロフィール／理事長 弓野 大
順天堂大学医学部卒業。東京女子医科大学病院循環器内科入局。カナダ・トロント大学へ留学、心不全患者を主とした治療・ケアを行う。心臓病を含めた障害を持つ人々が安心して住み慣れた場所で過ごせる社会づくりに貢献するため2012年ゆみのハートクリニックを開院。2025年現在、東京・大阪・愛媛・福岡に外来と在宅診療を行う診療所を8拠点運営する。社会活動として日本循環器協会理事、Japan Cardiology Clinic Network事務局を務めるなど地域での循環器医療発展のために活動を行っている。