フォトセッションの様子

2025年12月23日に、伊予市中山地域を元気にしたいと活動する住民ボランティア団体「なかやま十彩会」（以下、「十彩会（といろかい）」という。）が、地域に練習拠点を置くプロバスケットボールチーム「愛媛オレンジバイキングス」（以下、「バイクス」という。）に対し、必勝を祈願する手作りの「勝栗御守」を贈呈しました。未来高校中山キャンパス体育館で行われた贈呈式では、地域住民とプロチームが一体となり、スポーツを通じた地域活性化の新たな一歩を踏み出しました。

地域とプロチームが紡ぐ新たな絆

伊予市中山地域は、自然豊かな環境に恵まれながらも、過疎化や高齢化といった課題に直面しています。そのような中、地域を元気にしたいという熱い想いを持つ住民有志が2019年に結成したのが、十彩会です。同会は、「なかやまサンテラス」の整備や季節の花の栽培、サツマイモ収穫体験、映画会、そして地域イベントへの出店など、多岐にわたる活動を通じて地域に活気をもたらしています。
そして、2025年11月に伊予市、学校法人河原学園、株式会社エヒメスポーツエンターテイメント（バイクスの運営会社）の三者が『伊予市中山地域におけるスポーツ振興及び地域活性化に関する連携協定』を締結したこともあり、同年8月頃から中山地域に練習拠点を置くバイクスを応援する機運が高まっています。十彩会には、チームの開幕戦を観戦したり、ホームゲームに駆けつけたりと、熱心に応援を続けているメンバーもおり、プロチームの存在が新たな人の交流と地域の元気を創出しています。

勝利への願いを込めた手作り「勝栗御守」

今回の贈呈式では、十彩会が心を込めて手作りした「勝栗御守」が、バイクスの選手・スタッフ一人一人に贈られました。


平磯 章 会長（十彩会）お守りは白と黒の巾着袋があるが、白星を重ねて欲しいと願いを込めて白色とした。チームの勝利と選手・スタッフの健康を願っている。勝ち栗の御利益でこれからのシーズンを勝ち続けてもらいたい。



マイケル・パーカー主将（バイクス）自然美しい環境の中で練習ができ、とても感謝している。勝栗御守のパワーをもらって、皆さんに勝利を届けたい。中山地域の皆さんのたくさんのサポートに感謝している。これからもお願いしたい。





この「勝栗御守」の贈呈は、地域住民の温かい応援がプロチームの力となり、またプロチームの活躍が過疎地域に更なる活気を生み出す、スポーツを通じた地域活性化の象徴となることでしょう。

勝栗御守

伊予市中山地域の特産品である栗を生かした地域活性化を目指し、十彩会が地元農家の協力を得て2020年から販売しています。中には、湯がき天日干し後に光沢を出す塗料で仕上げ、白色の「勝」を印字した栗が3個入っています。規格外品を有効活用した手作り品のため、道の駅なかやまなどで数量限定販売されています。