ホテル・旅館向け珍味製造販売を営む「中村食品」(松山市溝辺町、TEL 089-977-3189)は5月20日、「みかんみそ」を発売した。
同商品は温州など県産みかんの皮と果肉や県産はだか麦を原料にした新商品で、県内みそメーカーと共同開発したもの。みかん果皮などを用いているため、ビタミンCなど柑橘の栄養素があり、特有のさわやかな香りや酸味も残っている。
「『ゆずみそ』は全国的に認知されているが、同商品は愛媛県産はだか麦や温州みかんなどを用いた、ありそうでなかった商品。みかん特有のさわやかな香りや栄養素、独特の後味が特長で、炊きたてのご飯や焼き魚、野菜など食べ方はさまざまだが、ごはんにのせて食べるのが一番おいしい。県産農林水産物使用の商品の統一キャッチフレーズ『愛媛県産には、愛がある』も取得している」と同社開発担当者の中村実専務。
現在、3年後の同社40周年記念の際に向けての新商品も開発している。
価格は120グラム=450円。年内は月間1千個を製造し、ホテル売店、土産品店、道後商店街、松山観光港、松山空港、松山城などで販売している。