松山で「公共・民間・大学」が連携するまちづくり拠点「アーバンデザインセンター」(松山市湊町3、TEL 089-968-2920)が2016年度グッドデザイン賞を受賞した。
人々がくつろぎ交流できる「みんなのひろば」や、人と情報が交わるスポットとして利用されている「もぶるテラス」の運営を行いながら、将来ビジョンの検討や都市空間のデザインマネジメントなどのハード面、まちづくりの担い手育成や地域デザインプログラムなどのソフト面、双方のアプローチから、総合的なまちづくりに取り組んでいる同センター。
同センター担当者は「受賞の連絡を受け、うれしいという気持ちがあったのはもちろん、これをきっかけにセンターの認知が広がればいいと感じた」と話す。テレビや新聞などのメディアで取り上げられ、利用者から喜びの声を聞くこともあったという。
「さまざまな分野の専門家が常駐していることが特長であり、新しさであるため、その点が評価されたのではないか。まちづくり活動も3年目。町について考えたり知ったりできる場所としてなくてはならない存在になりたい」と意気込む。
受賞展「グッドデザインエキシビション2016(G展)」は10月28日~11月3日に東京ミッドタウン各所(東京都港区)と渋谷ヒカリエ8/COURT・CUBE(渋谷区)で開催。全受賞デザインの展示や、特別企画「そなえるデザインプロジェクト」展示が行われる。開催時間は11時~20時(東京ミッドタウン初日は17時30分~、最終日は17時30分まで)。入場料は1,000円。