JAグループの活動や地域の情報を紹介するため全国行脚する企画「JAゴー号がゆく!」で、キャラバン隊を務める松竹芸能の若手芸人「だいなお」が1月21日、松山に到着した。
高齢者福祉や食農教育、子育て支援などの地域が抱える課題解決に向けたJAグループの取り組みを生活者の目線から分かりやすく情報発信するため、昨年10月から「だいなお」が約1年かけて各地のJAを訪問し、地域に根ざした活動を手伝っている。
2人はこれまでに東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、長野の7都県を訪問し、地域の人々とJA の取り組みを体験レポートして、ウェブ動画を使い全国に発信している。愛媛での活動は今年に入って初めての活動となる。
キャラバン隊は24日、興居島(松山市由良町)のみかん農家青井幹夫さん宅を訪問し、「でこぽん」「いよかん」「なつみ」「せとか」などの収穫作業を手伝う。25日はJAおちいまばり(今治市)が運営する「デイサービスセンター元気」で要介護認定高齢者の送迎やレクリエーションの手伝い、コントライブを行う予定。26日には宇和島港と離島九島港を結ぶ日本で唯一JA が運行する定期フェリー便「第八くしま」を1日密着レポートする。27日は、「国の重要文化的景観」に選ばれた遊子水荷浦(宇和島市)の段畑で開墾作業の手伝いをするほか、28日はJAおちいまばり管内の地域農業・自然環境の活性化を目指す農業振興施設「さいさいきて屋」を訪問し、食材の納品の手伝いや店頭でのコントライブを行う。キャラバン隊は28日まで、県内に滞在予定。
「だいなお」の2人は「現代っ子なので最初は土を触ることや農業に対して抵抗があったが、この企画を通してこんなに気持ちが良く、素晴らしいことがあったのかとわかった」と話す。「愛媛のみかんや宇和島のフェリーなど、その地域にしかないものは素晴らしい。これから愛媛のJAの手伝いをしながら、その良さをより多くの人に伝えていけたら」とも。
愛媛での活動は2月中旬、公式ホームページで動画配信する。