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松山の大学生サークル、支援物資を岩手に-具体的な被災地向けに物資募る

支援物資の七輪を運ぶサークルメンバー

支援物資の七輪を運ぶサークルメンバー

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 松山で地域貢献活動を中心に行う大学生サークル「四合和世project『E-toko!(えぇとこ!)』」が3月19日、東日本大震災の被災地の岩手県に支援物資を届けるため出発した。

岩手県洋野町の海岸沿いで女性が営んでいたレストランを襲った津波

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 昨年5月に結成した同サークルは、久万高原町を盛り上げるためのトランプ作りや盗難防止のための自転車ペイントなどに取り組むほか、使われない真珠のワークショップも開いた。昨年12月に地域の問題解決を仕事として挑戦し、衰退する四国を若者が救うきっかけの場作りを行う「インキュベーションE-toko」を発足し、2月には現役女子大学生が運営する雑貨店「田舎っふぇ」をオープンした。

 「田舎での起業」について取り組む同サークルを支援するのは「プレスオールターナティブ」(東京都目黒区)。全国の起業家を支援する同社。起業家の一人で、岩手県洋野町種市で天然のハモや養殖ウニを使ったレストランを営んでいた女性の店が海岸沿いにあったため、地震による津波で流されてしまったという。女性によると、ほぼ全てのものが流されてしまい、マスコミでも取り上げられないため物資も届いておらず、寒さをしのぐこともままならない状態で避難生活を送っているという。

 こうした声に応えるため、同社では「直接救援定期便」を始めた。第1弾として同所へ物資を届けた。九州・中国・四国地方では炭団(たどん)2.5トンや七輪などが集まった。同サークルからは、七輪5つ、火ばさみ25個、チャッカマン25個を救援物資としてワゴンに積み込み、直接救援定期便との合流地点である山口県宇部市楠へ向け19日に出発した。

 第2弾は北海道から沖縄までを巡回予定。愛媛では「田舎っふぇ」で支援物資を受け付ける。店長の山下愛奈さんは「具体的な送り先決まっていて、お金ではなくモノで支援したいという人がいれば、ぜひ持ってきてほしい」と話す。「意味のある物資救援にご協力を」とも。

 同店の営業時間は11時~20時(土曜・日曜・祝日は10時~)。水曜定休。

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