愛媛県産かんきつ類を使ったエッセンシャルオイル「媛香蔵」、販売開始

エッセンシャルオイル「媛香蔵」の「伊予柑」

エッセンシャルオイル「媛香蔵」の「伊予柑」

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 愛媛県産のかんきつを使ったエッセンシャルオイル「媛香蔵(ひめかぐら)」が、県産商品を展示・販売する「えひめイズム 感性価値創造ショップ」(松山市大街道3、TEL 089-993-7557)などで3月から販売されている。

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 薬品販売などを手がける三洋興産(北吉田町)が開発した同商品。松山空港近くにある同社の周囲にはミカン畑が広がっている。同社専務の飯尾健一さんは「5月ごろはミカンの花の香りが風に乗って松山空港まで届く。県外から松山に来たとき、『愛媛の香り』として認識してもらえる何かを作りたいと考え始めたのがきっかけ」と開発過程を振り返る。

 現在販売しているのは「伊予柑」「ライム」「レモン」「みかん」の4種類で、県内で生産されたかんきつ果皮から抽出している。かんきつ精油は通常、圧搾法といわれる方法で抽出するが、「媛香蔵」はマイクロ波減圧蒸留法で減圧し40度の低温で蒸留しているため、「素朴で優しい香り」が特徴。生育時期により香りが変化し、「温州ミカンの夏の時期の香りは爽やかに、冬になるとコタツで食べるような甘い香りに変わる」という。

 「県産のかんきつを使うことで農家や愛媛の地域に貢献していきたい。この香りを嗅いだ人が、愛媛のかんきつを食べてみようと思ってもらえるよう、愛媛の香りとして全国に発信していきたい」と飯尾さん。

 価格は1,500円(5ミリリットル)。えひめイズムのほか、アロマハウスレアレア(小栗)などでも扱う。秋には「青ミカン」「紅まどんな」の香りも販売を予定。

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