フジグラン松山(松山市宮西1)で8月20日、愛媛県内の小学生が一日野菜ソムリエ体験として自分たちで考案したオリジナル夏野菜ジュースを実演試飲提供した。
主催は県内と近県在住の野菜ソムリエ資格者で構成する団体「野菜ソムリエコミュニティえひめ」。NPOと県を核に、多様な主体が協働で取り組む「提案型パートナーシップ推進事業」の一環として、県産野菜を食べて地産地消拡大と野菜不足を解消する食文化継承事業「えひめ野菜大好きプロジェクト」を今月から来年3月まで展開する。
プロジェクトの第1弾として企画した「親子野菜ジュース教室」を今月12日、JAえひめ中央太陽市(千舟町8)で開いた。今回は、小学生が県産の夏野菜を「探し」「学ぶ」ワークショップを行った。その後、小学生が自ら選んだ野菜をセレクトし、オリジナル夏野菜ジュースのレシピを考案した。
当日は小学5年生3人、4年生1人の計4人が参加。提供したジュースは、「さわやかな見た目でパプリカや小松菜などの野菜が一気にとれる」ことから「夏のグリーンジュース」と、「豆乳を入れ飲んだときにうれしい気持ちになってほしい」と「ホワイトバイオレットジュース」の2種を用意した。ジュースにはブドウやトマトなど県産夏野菜7~8種を入れ、商品名なども自分たちで考案した。150杯のジュースが約1時間で完売した。
参加した小学生は「実際に野菜ソムリエとして体験して楽しかった。おいしいと飲んでもらってうれしかった」と話していた。