松山大街道商店街で3月11日、震災を考えるイベント「つながりLive~愛媛から東北へ~」が開催された。主催は「3.11から未来へ」実行委員会と復興アクションチーム愛媛。
復興アクションチームえひめは昨年5月から「震災を知る・考える・行動する」をテーマに毎月11日、大街道献血ルーム前に特設会場を設けてイベントを行ってきたが、今回が最終回となった。
今回のイベントは高校生・大学生が中心となり進められた。特設ステージでは県内学生によるチャリティーライブが行われ、アーケード内では被災地の写真・被災地からのメッセージ、県内大学生による支援活動紹介などのパネル展のほか、青森県八戸市の食品を販売する復興市が行われた。
ステージでは、愛媛学生支援組織の代表・中嶋直哉さんと今治出身で福島大学に通う楠橋茉美さん、楠橋さんの友人で福島出身の門間美喜さんによるトークセッションも行われた。
「原発事故で敬遠され、ボランティアなどの人が集まりにくく、1年前とほとんど変わっていない状況。福島に対する偏見があることがつらい」と楠橋さん。「復興には被災者や当事者だけではなく全国の人の協力が必要。ささいな活動でも現地へ勇気を与えられると思う。時がたっても震災があったことを忘れないでほしい」と話した。