道後温泉本館(松山市道後湯之町)で12月4日、恒例の年末大掃除が行われた。
道後温泉本館は1984(明治27)年に建築された公衆浴場。本館の大掃除は1996年から毎年12月初旬に行っており、今年で17回目。道後温泉本館は年中無休で営業しているが、大掃除の日は1日臨時休業としている。
当日は道後温泉事務所職員ら約50人と地域のボランティア約20人が参加。朝7時から畳表替えのため神の湯2階大広間などの畳を搬出。脱衣所では脱衣箱を移動させ普段掃除のできない床や壁など隅々まで清掃を行った。
外では約6メートルと約2メートルのササぼうきを使い、本館建物の軒下など普段手の届かない高所を中心にほこりを払った。
「すす払いや脱衣箱の移動、大広間の畳が全てなくなる姿は年に1度のこと。今日1日で1年間の汚れを落とし、新たな年を迎えたい」と同事務所の担当者。