松山・大手町に1950年代のアメリカをイメージしたカフェ「COFFEE&KITCHEN Annette(アネット)」(松山市大手町2、TEL 089-921-7787)がオープンして3カ月が過ぎた。
席数は、店内55席、テラス席5席を合わせて60席。テラス席は犬の入店も可。同店はもともと、店主・石原桂子さんの実家があった場所。両親が亡くなってからも家の手入れを続けていたが、ただ家として残すよりもさまざまな人に来てもらった方がいいと考え、実家の基礎や柱はそのまま残して改装した。
店の内装は1950年~1960年のアメリカをイメージ。コンセプトなど店づくりは石原さんの息子がプロデュースしたという。石原さんは「息子は音楽好きで、バンドをしたり50年代当時からの洋楽のレコードを集めたりしていた。出店するにあたって独学でアメリカスタイルを研究し、デザイナーなどの協力もあり実現できた」と話す。店内には石原さんの息子の愛用のレコードなどを並べる。店名はアメリカのシンガー、アネット・ファニセロから名付けた。
同店ではパンケーキは米粉から作るなど一から手作りするほか、ハンバーグは「アメリカスタイル」を意識し、牛肉を100%使った肉汁の少ないものを提供する。
メニューはアメリカ南部の家庭料理「ポークチョッププレート」(900円)、「ハンバーグ・プレート」(1,000円)、「フルーツパンケーキ」(900円)など。「フルーツパンケーキ」は季節ごとに旬のフルーツを使っており、今月20日からはマンゴーメーンのパンケーキも提供する予定。料理の量は「アメリカサイズ」に設定しており、食べ残した場合もテークアウト可能。
「実家を店舗として改装したが、両親ともにぎやかなことが好きだったので、このように生まれ変わることができて喜んでいると思う」と石原さん。「オープン後は外国のお客さまも多く利用していただいている。お客さまには50年代当時の雰囲気を楽しんでもらえたら」とも。
営業時間は9時~22時。