松山・北条鹿島で5月3日・4日に毎年恒例の「北条鹿島まつり」が行われる。
3日は愛媛県指定無形文化財の「櫂練(かいね)り踊り」。勇壮な海の男たちによる海上絵巻が繰り広げられるとともに、今年初開催のベリーダンスなどイベントも満載。4日は伝統行事の鹿島沖の夫婦(めおと)岩を結ぶ「大注連縄(おおしめなわ)」の張り替えも行われる。
「櫂練り踊り」は、2そうの船をくっつけ、前に「梵天(ぼんでん)おどり」をする小学生2人、後ろに「剣(け)おどり」をする青年3人が踊りを行い、その周りで鐘や太鼓などを打ち鳴らす。また、引き船2そうがそれぞれみこしを引き、鹿島神社の宮司総代も乗船。周りに10そうのお供船も出る。
お供船には当日先着100人が無料で乗り込むことができ、「近くで見ることができて好評だ」と北条鹿島まつり実行委員会事務局長の安藤光夫さん。
4日は45メートルにわたる大注連縄の作成にも参加ができ、願いごとが書き込まれた「願い文」を一緒に編み込んでいく。願い文は3日までJR北条駅などに設置され、当日は会場にポストが設けられる。「昨年は1400枚ほど集まった」と安藤さん。大注連縄は玉理・寒戸島の島間である33メートルに1年間掛けられる。
スケジュールなどは北条地区まちづくり協議会フェイスブックで確認できる。