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松山・青木画廊で「下村為山」展-正岡子規に出会い俳画の道へ進んだ画家

下村為山「快晴」柿雀 紙本彩墨(軸)

下村為山「快晴」柿雀 紙本彩墨(軸)

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 松山・青木画廊(松山市一番町3、TEL 089-933-7712)で現在、「下村為山(しもむらいざん)-戦没65年記念展-」が行われている。

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 下村為山は1865(慶応元)年、松山市生まれ。18歳から洋画を学びながら、1891(明治24)年にいとこの内藤鳴雪を通じて正岡子規と出会ったことから俳句を日本画で写生する作品作りを試み、俳画、俳味画の大家となった。苦難の末、彩墨画といった新境地を開拓したことで名声を確立した。1949(昭和24)年疎開先の富山で永眠。

 今回の展示作品数は25点。同画廊店主の青木もこさんは「松山らしく俳句も絵も楽しんでいる、いい意味でよくばりな作家。特に柿とスズメを描いている作品が代表作。今回は明治期の作品で全て軸装されている。床の間に花を生け、作品を飾っていたころの日本文化を若い人にも知っていただければ」とほほ笑む。

 開催時間は11時~17時。入場無料。12月23日まで(12月1日・8日・15日は休廊日)。

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