愛媛県生涯学習センター（松山市上野町、TEL 089-963-2111）は5月27日、「愛媛県しいたけ祭」を開催する。主催は愛媛県と愛媛県森林組合連合会（松山市）。同祭は1958（昭和33）年から始まり、今回で51回目。県内産シイタケの表彰式や試食会、即売会などを行う。

　「シイタケと昆布のうま煮」「シイタケの南蛮漬け」など、乾しシイタケを使った料理を提供した昨年に引き続き、今年も同組合の椎茸生産者連絡協議会婦人部による手料理を用意する。

　乾しシイタケの即売会では、スーパーなどより3割ほど安く販売するほか、一般には少ない銘柄のシイタケも販売する。そのほか、ワンコイン（500円）で楽しめる「シイタケのつかみ取り」も用意するなど、「一般の来場者も楽しめるイベントになっている」（同組合連合会の芝芳亀さん）。

　当日、「えひめ千年の森をつくる会」事務局長の鶴見恵子さんによる記念講演も行う。「循環」をキーワードに、環境に貢献できるシイタケづくりの実情なども紹介する。

　「このイベントを通して、無添加・無農薬の国産シイタケの安心・安全性を知り、実感してもらいたい。消費者に国産シイタケ産業の背景を知ってもらうことで、生産者の励みになれば」（芝さん）とも。

　開催時間は12時～16時30分。問い合わせは愛媛県森林組合連合会販売部椎茸・購買センター（TEL 089-963-4100）まで。