松山・北条鹿島で5月3日・4日、毎年恒例の「北条鹿島まつり」が行われる。
3日は愛媛県指定無形文化財「櫂練(かいね)り踊り」を行う。勇壮な海の男たちによる海上絵巻を鹿島周辺で繰り広げるほか、特設ステージでは音楽ライブやベリーダンス披露、北条高等学校吹奏楽部の演奏などを展開する。
4日は伝統行事の鹿島沖の夫婦(めおと)岩を結ぶ「大しめなわ」の張り替えを行う。大しめなわは、長さ45メートル、直径40センチ、重さ1トンで、当日は願い事を書き込んだ「願い文」も一緒に編み込む。
願い文受け付けは、松山城二之丸史跡庭園、JR北条駅前、道の駅「風早の郷 風和里」、鹿島渡船場、鹿島本島などで今月2日までに申し込む。鹿島渡船場大鳥居前では当日10時まで受け付ける。
北条鹿島まつり実行委員会事務局長の安藤光夫さんは「願い文は集め始めた当初は100通程度だったが、2014年には2000通、2015年には5209通集まった。今年はさらに上回るのでは」と期待を寄せる。
開催時間は、3日=10時~、4日=8時30分~。スケジュールは「北条地区まちづくり協議会」のフェイスブックページで公開する。