松山にある道後温泉本館(松山市道後湯之町)で、10月1日から「道後温泉本館インスタレーション」が行われている。
同展示は、「道後オンセナート2018」の一環として行われるもの。同館の改築120年を記念して開かれるになった同イベントは、2014年の開催を皮切りに温泉という地域資源にアートを融合し、「自由に感じ観賞できる場」を展開してきた。
同展示で使われる写真は、2015年に開催した「蜷川実花×道後温泉 道後アート2015」でもメインアーティストを務めた蜷川実花さんのもの。蜷川さんは個展で全国を巡回したり、海外で写真集を出版したりするなど、活躍の場を幅広く持つ写真家で映画監督。
同年に開催したイベントでは、同所でのインスタレーション展示をはじめ、路面電車のラッピング作品を展開し、大幅な宿泊者数の増加に貢献した。
期間中は、同所北側および西側の障子とガラスの一部に、写真集「Light of」から抜粋した花火の写真10点と、未収録の24点、計34点を設置。昼と夜で表情の違う道後温泉を楽しむことができる。
設置は2018年5月31日まで。