道後温泉で9月22日~23日、「道後オンセナート2018」参加アーティスト「エンライトメント」がアートイベントを開催した。
道後商店街のアーチ型天井に、グラフィックデザインに動きや音を加えた「モーショングラフィック」が浮かび上がる。天井に現れる猫や犬、口紅や幾何学模様などのグラフィックがダンスミュージックに合わせて自在に動き変容する。
イベントは道後温泉が2014年に、本館改築120周年を記念して立ち上げた「道後オンセナート」の取り組みの一つ。温泉という地域資源に「アート」を組み合わせた企画で、「アートにのぼせろ温泉アートエンターテインメント」をコンセプト・テーマに、今年も継続している。本年度のキーワードは「オマージュ」。
「エンライトメント」は1997年、ヒロ杉山さんが中心になり結成された5人組のクリエーティブユニット。グラフィックデザイン、広告など幅広いジャンルで作品を発表している。PV制作やVJなど、の立体作品や空間演出も手掛けている。道後オンセナートは今後も、さまざまなアーティストによる作品とイベントが、来年2月のフィナーレまで道後の街を彩る。
商店街を訪れた一人は「オンセナートのおかげで道後がにぎわい、松山市民としてとてもうれしい。モーショングラフィックはとても奇麗で音楽も気分が上がり楽しくなる。このようなイベントをきっかけに若い観光客がたくさん道後に来てくれるとうれしい」と話す。