お子様ランチの食器に「砥部焼き」-松山近郊の和食店、地域活性化で

伝統の「砥部焼き」を子どもにも親しめるよう、オリジナル食器で提案

伝統の「砥部焼き」を子どもにも親しめるよう、オリジナル食器で提案

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 松山市近郊にある和食店「開花亭」(伊予郡砥部町拾町、TEL 089-958-5551)は、お子様ランチとお食い初めの食器に地元の窯元で作られている「砥部焼き」を採用する取り組みを行っている。

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 「砥部焼き」は、やや厚手の白磁に薄い藍色の手描きの模様が特徴の陶磁器。砥部焼き発祥の地にある同店は、観光客も多いことから、以前から砥部焼きを使った料理の提供を行っている。

 今年3月のメニューのリニューアルに伴い、「子どもにも本物の砥部焼きに触れてもらいたい」と同取り組みを開始した。現在は、より子どもに人気が出るよう、模様の変更や新しい食器の導入などを随時行っている。「料理をお持ちした時に、お子さまだけでなく親御さんからも驚きの声が上がり、取り組みに手応えを感じている」と店長の高橋宏司さん。

 現在の食器は、お子さまランチ用の皿にはパンダや小鹿の模様を施した大皿を、お食い初め用の皿にはひよこの模様を施した小皿や鉢を使用しており、味に変化を付けることが難しい子ども用の料理を、見た目を工夫することで差別化を図っている。

 「せっかく砥部に来てもらったからには、砥部焼きを実際に見て使って良さをわかってもらいたい。今後は、より多くの窯元の食器を採用することで、風情の違ういろいろな種類の砥部焼きを楽しんでもらえれば。取り組みを広く知ってもらうことで、砥部町の活性化に一役買いたい」(高橋さん)と意欲をみせる。

 営業時間は11時30分~22時。

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