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愛媛県美術館で、見て・参加して・楽しめる体験型アート展「魔法の美術館」

愛媛県美術館「魔法の美術館 光と遊ぼう!マジカル・ワンダーランド」で、坪倉輝明「七色小道」を楽しむ子どもたち

愛媛県美術館「魔法の美術館 光と遊ぼう!マジカル・ワンダーランド」で、坪倉輝明「七色小道」を楽しむ子どもたち

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 愛媛県美術館(松山市堀之内)で体験型アート展「魔法の美術館」が6月15日に始まり、初日はあいにくの雨にもかかわらず多くの親子連れなどが訪れた。

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 「魔法の美術館」は2009年に始まり、これまで全国80カ所で開催されている巡回美術展。見る人の動きによって光や音が変化するインタラクティブな作品を中心に構成されているのが特徴で、難解と思われがちな現代アートを、大人も子どももより身近に楽しむことができる。

 愛媛県美術館では、9組のアーティストによる17作品を展示。スクリーンに投影された色とりどりのボールに自分の影が触れると、ボールがはじかれて飛んでゆく作品(藤本直明「Immersive Shadow」)や、作品の上を歩くと人の動きに合わせてさまざまな色と形の光が集まったりはじけたりする作品(藤本直明「衝突と散乱」)など、子どもたちが体を動かして楽しむことのできる作品も多く展示されている。

 初日に子ども連れで訪れた女性は「白い羽で作られた大きなモビールがゆっくりと風を受けて回っている作品(小松宏誠「Lifelog_シャンデリア』」など)がとても気に入って、しばらく眺めていた。2歳の子どもは、自分のアクションに合わせて光が動く作品に夢中で、あちこち飛び回って楽しんでいる。大人も、どんな年齢の子どもが来ても楽しめる展覧会だと思う。夏休み中も開催しているようなので、機会があればもう一度遊びに来たい」と話した。

 会期中、愛媛県美術館新館エントランスではミュージアムコンサートが開かれ、琴やピアノ、フルートなどの演奏や、コーラスも楽しむことができる。

 開館時間は9時40分~18時(入館は17時30分まで)。入場料は一般=1,100円、中高生=800円、3歳~小学生=600円。当日中は再入場できる。写真・動画撮影可(フラッシュ不可)。8月25日まで。

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