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「柳井町商店街カモン夜市」ノスタルジックな商店街にこだわりの露店そろう

第2回「柳井町商店街カモン夜市」の様子(2018年7月撮影)

第2回「柳井町商店街カモン夜市」の様子(2018年7月撮影)

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 松山市の柳井町商店街(松山市柳井町1)で7月27日、第3回「柳井町商店街カモン夜市」が開かれる。

 柳井町商店街は、松山市駅の東約1キロメートルの中心市街地にあり、全長220メートル。昭和30年代以降、長らく戦後復興の先駆けとしてにぎわいを見せた商店街だったが、近年では店舗経営者の高齢化などによって営業している店舗が10軒程度となり、「シャッター商店街」寸前の状態にあった。一方で、金物店や米穀店などの店舗が残っており、昔ながらの暮らしが感じられるノスタルジックな魅力ある場所としても知られていた。

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 2014(平成26)年ごろから、商店街理事長の渡部勝平さんが中心となり、商店街の魅力を理解し合える仲間を集めて新規テナントの誘致を進める活動を開始。テナントの誘致も不動産屋に任せきりにするのではなく、商店街の雰囲気とマッチし、相乗効果の生まれそうな店舗を選定するなど工夫を重ねてきた。

 地元で不動産業を営む「湯川住み方研究所」(松山市柳井町1)と協力して、商店街の空き店舗が持つ「古き良き」魅力を生かしたリノベーションも行った。築年数などの点が弱みとなる空き家や空き店舗を、デザインの力で「住みたくなるオンリーワンの物件」へと変貌させる取り組みの結果、この5年間で飲食店などを中心に新店舗が増加し、現在では25店舗が同商店街で営業している。

 2019年6月には、これらの取り組みが評価され、経済産業省から「はばたく商店街30選」として表彰を受けた。

 「カモン夜市」は2017(平成29)年に、前年まで近隣の神社で開かれていたイベントを、柳井町商店街と「カモン夜市実行委員会」が受け継ぐ形で初めて運営。以降、商店街を愛する有志や学生スタッフなどのサポートを受けながら開催を続けており、今年で3回目となる。

 当日は、柳井町商店街の店舗をはじめ、こだわりの食材を扱う飲食や物販のブースなど36店舗が出店。嶋本慶さんの「三線流し」や、お伽(とぎ)ラッパによる「影絵ライブ」のほか、ワークショップなども行われる。

 渡部さんは「『カモン夜市』に露店を出してくれるのは、全て実店舗を運営しているお店ばかり。柳井町商店街の仲間を増やし、新しい縁を作りたいという思いを持ちながら、厳選した店に声を掛けて出店してもらっている。今後も空き店舗のリノベーションなどを進め、魅力的な店を誘致して、住んでいる人にも、商いをする人にも楽しい商店街を目指していきたい。この機会に柳井町商店街に足を運び、魅力を感じてみてほしい」と意気込みを語る。

 開催時間は16時~21時。小雨決行、雨天の場合は翌28日に順延。

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