8月4日、第69回松山港まつり 三津浜花火大会が開かれ、会場となった三津ふ頭などで、中四国最大級となる1万発の花火を約23万人が楽しんだ。
松山港まつりは、市内の三津浜港を中心に1951(昭和26)年から毎年8月の第1日曜に開かれてきた松山の夏の風物詩。今年から日程を8月第1土曜に変更した。現在のような大規模な花火大会が始まったのは1983(昭和58)年で、当初は南海放送サンパーク(松山市井門町)で開かれていたが、2001(平成13)年に松山港まつりと統合して中四国最大級の花火大会となった。
今年は松山市の市制施行130周年記念大会として、打ち上げると直径400メートル近くまで開く15号玉や、ミュージック花火、連発で上がるスターマインなど、迫力ある花火が夏の夜空を鮮やかに彩り、観客を楽しませた。
三津浜商店街(松山市住吉1)を中心に、屋台や近隣商店の露店などが出店。花火大会のプレイベントとして、トワールバトン「トウノ」や三津浜中学校水軍太鼓の披露、宮前小学校と三津浜小学校の金管バンドによる演奏に加え、松山よさこい風舞人(かぶと)による演舞なども行われた。
海上から花火を楽しむためのクルーズ船や観覧船も運行されたほか、近隣の港や島しょ部からも、多くの漁船やプレジャーボートなどが会場付近の海域に集まり、監視艇の指示に従って、安全な海域から思い思いに空と海に映る花火を楽しんだ。