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松山・大街道商店街で「障がい者芸術文化祭」 ステージ発表やライブアートパフォーマンス

「48時間デザインマラソン愛媛」(昨年の様子)

「48時間デザインマラソン愛媛」(昨年の様子)

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 「障がい者芸術文化祭~こころ集まれ2019~」が10月12日・13日に、松山市の大街道商店街で開催される。主催は愛媛県。

 県では、障がいがある人の芸術活動を振興するため、2015(平成27)年からアート展やコンサート、講演会などを開催する取り組みを開始。支援者のスキルアップや、県民への情報発信を目標に活動を続けてきた。

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 2017(平成29)年には、障害がある人たちから生まれるアート作品を社会に発信し、多様なつながりを生むことを目指して、2日間にわたるワークショップ「48時間デザインマラソン愛媛」を開催。障がいがあるアーティストとデザイナーがチームとなり、作品の魅力を最大限に生かす商品の企画を競った。

 「障がい者芸術文化祭」では、2017年から始まった「48時間デザインマラソン」に加え、楽器演奏、ダンス等のステージ発表や手作り雑貨の販売などのほか、ライブアートパフォーマンス、アートフラワー・木工製品づくり体験などの参加型イベントも行われる。

 オープニングイベントでは、ピアノ奏者の辻井伸行さんらを輩出した「ヘレン・ケラー記念音楽コンクール」重唱・合唱の部で1位受賞の経歴を持つ、松山盲学校の二宮慶太朗さんが歌声を披露するほか、松山盲学校音楽部の生徒が、来場者とともにNHK2020応援ソング「パプリカ」の合唱を楽しむ。

 障がいのある人の芸術文化活動を総合的に支援する拠点「愛媛県障がい者アートサポートセンター」(松山市道後町2)の芸術文化普及員で、イベントの運営に携わる天野真紀子さんは「大切なのは、発表とふれあいの場を作ること、参加してもらうこと、関心を持ってもらうこと。美術館での展覧会も見応えがあるが、大街道商店街のような場所での展覧会は、通りかかった多くの人に作品に触れてもらうことのできる点に大きな意味があると感じている」と話す。

 「今年はデザインマラソンにも定員を超える参加応募が寄せられるなど積極的に取り組んでくれており、作品や活動の成果を見てもらう場を求める強い気持ちを感じる。今後はそれぞれが持つ決して他人がまねすることのできない個性を生かして、『パラリンアート』の枠にとどまらず、一般公募展での入賞や世界的な賞に輝く人が生まれるのも期待したい」とも。

 愛媛県障がい福祉課の職員は「今回初開催となる『障がい者芸術文化祭』では、大街道で行われる今回のイベントに加え、12月5日~14日に県美術館でアート展を開催する。第1回の2015年は、出品数71点、来場者331人からのスタートだったが、4回目となった昨年は、展示作品260点、来場者1334人と多くの人に参加してもらえるようになった。県内全体で、障がいのある人のアートに関する関心や取り組みや取り組みが広がっていることを、手応えとして感じている」と話す。

 開催時間は、大街道商店街三越前周辺で、10時~16時。入場無料。

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