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愛媛県護国神社で天皇陛下御即位記念ライブペイント 見事な早業に参拝者ため息

茂本ヒデキチさんによる墨絵ライブペイントの様子

茂本ヒデキチさんによる墨絵ライブペイントの様子

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 松山市の「愛媛県護国神社」(松山市御幸1、TEL089-925-2353)で11月11日、天皇陛下御即位を記念して、地元出身の墨絵アーティスト茂本ヒデキチさんによるライブペイントが行われた。

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 茂本さんが描いた絵馬の飾られている境内中央の広場がイベント会場となった。高さ1.8メートル、横2.8メートルの大きな和紙が張られたキャンパスの前には、70席の観覧席が設けられ、100人を超える参拝者たちでにぎわった。

 ライブペイントは13時に開始。茂本さんは軽快な曲調に合わせ、墨を含ませた筆を巧みに走らせた。下書きの無い真っ白な和紙に迷いなく筆を入れ、わずか20分足らずで描き上げたのは、愛媛県護国神社を中央に、左に「加藤義明公」、右に「正岡子規」。

 途中、強風でキャンパスが大きく揺れるトラブルに見舞われつつも、無事に描き上げた。茂本さんは「愛媛を代表するお2人を描かせてもらった。このお2人は、ここ愛媛県護国神社で祭られているご祭神。愛媛に尽力なされた方々に胸を張れるような、明るい時代となれば」と話した。

 茂本さんは同神社の額田照彦宮司と高校の同級生で、同神社の御幸殿が完成した際の披露式典でもライブペイントを行っており、今回の天皇陛下御即位記念ライブペイント開催につながった。

 額田宮司は「新しい令和という時代が、平和で穏やかな時代になるように、日本がますます繁栄していくようにと、皆で一緒に祝いたい」と語る。

 即位祝賀パレードが行われた翌日の記念イベントとなり、市内から訪れたという女性は「おめでたい次の日に、このような場が設けられてうれしい。茂本さんは、地元を代表する国際的なアーティスト。そんなすごい方が目の前で描くところを見られるなんて」と話した。

 この日描かれた躍動感のあふれる作品は御幸殿1階、祈念史料室みゆき内に展示されている。開館時間は9時~16時。閲覧無料。

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