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松山市で豪雨災害復興記念イベント「たかはまシーフェス」 「ありがとう伝えたい」

「2019たかはまシーフェス~みんなにみんなに、ありがとう!」の運営に携わる、高浜地区まちづくり協議会のメンバー

「2019たかはまシーフェス~みんなにみんなに、ありがとう!」の運営に携わる、高浜地区まちづくり協議会のメンバー

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 豪雨災害からの復興記念イベント「たかはまシーフェス」が12月8日、高浜観光港の多目的広場(松山市高浜町6)をメイン会場に開催される。

 イベントを主催するのは、今年5月に発足した「高浜地区まちづくり協議会」。2018(平成30)年7月の豪雨災害で大きな被害を受けた高浜地区で、酷暑の中、復興に協力してくれた全ての人に感謝を伝えたいと、先着500人への苗木ポット無料配布、2000個の餅まき・お菓子まき、60人に当たる大抽選会などのほか、地元住民が中心となって出店する味自慢のフードコートなどで来場者をもてなす。

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 高浜地区では昨年7月の豪雨災害で山肌が崩れ、家屋の損壊や狭い路地への土砂流入など、多くの被害が発生した。一方、住民や防災関係者による早目の声かけでの自主避難が行われ、避難所開設や運営を行った「高浜地区自主防災連合会」の活動が功を奏して、亡くなられた方は皆無だった。この功績が評価され同会は今年6月に「令和元年度 防災功労者 内閣総理大臣表彰」を受賞している。

 イベントの運営を担当する、高浜地区まちづくり協議会地域振興部長の沖野はるおさんは「5月に協議会を立ち上げた際、一番に宣言したのが、豪雨災害からの復興に向けて手を貸してくれた人に、しっかりとありがとうを伝えるための『2019たかはまシーフェス』開催だった」と話す。

 「重機が入れない狭い場所での土砂の撤去は人海戦術が頼りのため、愛媛FCや愛媛マンダリンパイレーツ選手らをはじめ、松山市内を中心に地区外だけでも約2500人のボランティアが駆け付けてくれた。梅雨明けの炎天下の中、汗を流しながらスコップで土砂をかき出してくれた人たちのおかげで早く元の生活に戻ることができた。さまざまな形で携わってくれた人、みんなみんなにありがとうの気持ちを伝えたい」と開催への思いを語る。

 当日は、三津浜包括センターと高浜地区内の介護施設で組織する「たかはま介護福祉連」が、バナナのたたき売りや焼き芋、高浜ケーキ、おでんなど、工夫を凝らした昭和レトロな雰囲気で「冬の縁日」を演出。地域住民によるバザーには16店舗が出店し、焼きがき、焼きさざえ、鯛めし、カレーや豚汁、芋たきなどを用意する。26店鋪のフリーマーケット出店や、高浜の歴史を振り返る映像展示に加え、海の見える美術展、災害復興展示も同時開催する。

 イベントには高浜地区近隣を中心に、65の企業から協賛が寄せられた。石崎汽船では、高浜小学校の生徒100人を「松山ー小倉フェリー体験クルーズ」に招待。操舵室や機関室をはじめ、船員専用の食堂や浴室、居住スペースなど、フェリーの運行に携わる人たちの普段の仕事や生活の様子も紹介する。

 沖野さんは「追加イベントで、愛媛FCの選手がオーレ君と一緒に参加してくれることになった。復興に力を貸してくれた多くのボランティアの苦労に感謝をしつつ、来場者の皆さまには冬の一日、楽しいひとときを過ごしてもらえればうれしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は9時~15時。入場無料。

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