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セレクトショップ「Essayons.」実店舗運営で販管システムをブラッシュアップ

セレクトショップ「Essayons.」のスタッフ2名と、榎さん、谷平さん(左から)

セレクトショップ「Essayons.」のスタッフ2名と、榎さん、谷平さん(左から)

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 遊び心あふれるビジネスグッズや高品質なバッグなどを取りそろえたセレクトショップ「Essayons.」(松山市三番町5、TEL 089-997-7445)が12月9日にオープンした。

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 運営するのは、アパレル・雑貨などファッション系に特化した販売管理システムを提供する「ドリームゲート」(大阪市北区、TEL06-6201-8777)。店頭には、ミニカー型のUSBメモリー、木の温かみと香りを生かしたペン立てやホチキスなど、クリスマスプレゼントにも最適なアイテムが並ぶ。

 店内の商品は、副社長の榎理恵さんとSEチーム課長の谷平和之さんが中心となって「これまでに実際使ったことがある、本当にいいもの、遊び心や高いデザイン性があるもの」を基準に、全て自らセレクトした。メーカーと交渉して一つ一つの商品を仕入れ、ディスプレーまで全て自分たちの手で行っている。

 同社初となる小売店舗開店のきっかけは、企画担当者が考えるシステム概要と、現場のエンジニアが提案する機能や操作性などの間で起こりがちな「ボタンのかけ違い」をなくしたいという思いだった。

 企画を担当する榎さんは「仕入れ先との交渉を行いながら『Essayons.』の開店の準備を進める際、自社のシステムを実際に使ってみる中で、その欠点に気付かされたことが何度もあった。「『何でここがクリックできんの』など、自らが感じた『イライラ』の数々は本当に貴重な経験。全て今後の企画と開発に生かしたい」と今後への意気込みを語る

 谷平さんも「エンジニア自らが、実際に自社の販売管理システムを使って店舗を運営することで、本当のカスタマー目線で自社製品を評価することができる。現場で発生するさまざまな事態に対応できるシステムを目指して、製品にフィードバックしたい」と話す。

 榎さんの一押し商品は、「デザインのある生活」をコンセプトに、動物や植物、ブランコ、自転車などをモチーフに作られた「goodmorning」(東京都渋谷区)の立体カレンダー。通常はミュージアムショップや海外向けに販売されており、愛媛県内の小売店では、初めての取り扱いとなる。

 谷平さんが自信を持って薦めるのは、自らも百貨店で購入して長く愛用している、1890(明治23)年創業の老舗バッグ専門店「林五」(大阪市中央区)の「FIVE WOODS レザートートバッグ」。素材選定からデザイン、生産まで全ての工程を日本で行っており、仕立てと使い勝手の良さに定評があるという。

 店名の「Essayons」は、フランス語で「挑戦」を意味する。榎さんは「店頭に並ぶ商品を卸してくれるメーカーさんも、われわれの製品に対する愛情や敬意に理解を寄せてくれ、『それならば』と仕入れに協力してくれた例が数多くあった。レジ周りなどの機器類は、全てメーカーから無償で提供を受けたもの。われわれがユーザー目線で機能を検証してフィードバックを行うことで、自社だけでなく、店舗管理に関連するさまざまな会社が共に製品のレベルアップを図れるよう、情報共有を行っていきたい」とも。

 営業時間は11時30分~19時。日曜・祝祭日定休。

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