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愛媛県立とべ動物園、「Amazonほしい物リスト」で動物たちにプレゼント募る

「プラスチック製ブイ」のプレゼントを希望していた、アカカワイノシシの「フウ」と、担当者の飼育員、白濱祥平さん(写真は、愛媛県立とべ動物園提供)

「プラスチック製ブイ」のプレゼントを希望していた、アカカワイノシシの「フウ」と、担当者の飼育員、白濱祥平さん(写真は、愛媛県立とべ動物園提供)

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 愛媛県立とべ動物園(伊予郡砥部町上原町、TEL 089-962-6000)が、期間限定で「Amazonほしい物リスト」を活用して、動物たちへのプレゼントを募っている。

 企画したのは、副園長の椎名修さん。飼育している動物たちの「環境エンリッチメント(心身共によりよく生活できるよう、環境を豊かにすること)」の一環として、バレンタインデー・ホワイトデーを機に「Amazonほしいものリスト」を活用したプレゼントの募集を開始。3月1日には「ホワイトデーのプレゼント」として、飼育員から寄せられた要望を基に、新たなリストを公開した。

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 「Amazonほしい物リスト」を活用した動物園へのプレゼントは、2019年7月、千葉市動物公園(千葉県千葉市)が、海外の動物園での実施例を参考に、公設公営の動物園として日本で初めて実施。大牟田市動物園(福岡県大牟田市)や日本モンキーセンター(愛知県犬山市)なども活用しており、贈る側もプレゼントが活用されている様子を目に見える形で楽しめるため、好評を得ているという。

 椎名さんは「とべ動物園ではこれまでにも、特定の動物や個体に対して、ファンの方からごはんやおもちゃなどのプレゼントを頂くことがあった」と話す。2月に実施した「バレンタインデー・プレゼント」の際には、ポリタンクや毛布、ブイなど1,000円前後で寄贈できる品物をリストアップし、多くの寄贈品が寄せられて動物たちに活用されている。

 動物園の公式ツイッターやフェイスブックでは、プレゼントの「お米と野菜でできたクレヨン」でオランウータンが夢中になって絵を描く姿や、おもちゃのボールが気に入ったサーバルの「ティア」が、ボールを寝室にまで持っていく様子など、2月に寄贈されたプレゼントが活躍する様子を数多く紹介している。

 飼育員のアイデアを取り入れながら、プレゼントが進化して、動物たちに喜ばれるようになる過程も紹介。ヒョウやアカカワイノシシにプレゼントされた「プラスチックブイ」は、当初動物たちにあまり興味を持ってもらえなかったが、中に餌を入れてフィーダーとして活用することで活発に遊ぶ姿が見られるようになり、採食時間の増加や運動不足の解消などの面で動物たちの「環境エンリッチメント」につながった。

 現在寄贈を募っているプレゼントは「ドンゴロス麻袋」(421円)、「ステンレス製の牧草入れ」(750円)など、手頃なものから、ゾウの寝室で、夜間の退屈な時間の減少に効果が期待できるという「タイマー式ペット自動餌やり機」(9,999円)など8種類。全ての品物に、飼育員が活用方法の説明を添えている。

 椎名さんは「『Amazonほしいものリスト』を活用することで、動物園の限られた予算だけでは賄いきれない動物たちの『環境エンリッチメント』に、地元の人だけでなく、遠方の方にも、ホームページを通じて支援を寄せてもらうことができる。動物たちは、贈られたプレゼントを、我々が思いもしない使い方をして楽しんでくれることも。その様子をぜひ、インターネットで、また、動物園に訪れて楽しんでほしい」と話す。

 とべ動物園の「Amazonほしいものリスト(ホワイトデー版)」公開は、3月31日まで。

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