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松山市でコロナ禍の経済的困窮学生への食事券配布プロジェクト「学飯」全国初

「学飯」プロジェクトスタートに向けて最終調整を行うスタッフの学生ら

「学飯」プロジェクトスタートに向けて最終調整を行うスタッフの学生ら

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 コロナ禍の影響でアルバイトなどが減少し、経済的困窮に陥っている松山市の学生を支援するため、学生に食事券を配布して生活支援を行うプロジェクト「学飯」が6月1日に始まった。

 市民や民間企業が一体となって無償食事券を配布する試みは、全国でも初めて。多くの学生アルバイトの受け皿となっている飲食店が大きな打撃を受け、学生の困窮が自助努力では解消できなくなっている状況を何とかしたいと、経済的困窮に陥っている18歳以上の松山市の学生を対象に食事券の配布を開始した。

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 学生が「学飯」のホームページを通じて食事券を申し込むと、経済的な状況に応じて3枚~7枚の食事券が郵送される。食事券は松山市内の協賛店で使うことができ、食事代金は事務局を通じて協賛金の中から飲食店に支払われる。

 用意した1000食分は、初日の申し込みで配布を完了。プロジェクトでは、追加で1000食分を用意し、支援を継続する。

 プロジェクトの発起人となったのは、松山大学の学生と社会人有志、愛媛県内の企業など。有志や大学教授に加え、愛媛銀行もスポンサーとなり、資金を拠出してプロジェクトの運営を始めた。松山市内で採用支援や組織活性化の推進事業を行うスイッチカンパニー(松山市宮西1、TEL 089-992-9600)の芝飛鳥さんが事務局を務める。

 芝さんは「日頃から多くの学生と関わる機会があるため、コロナ禍の影響を受けた学生からさまざまな声が集まってくる。当初の想像を超えて影響が長引く中、学費を奨学金で賄い、アルバイトなどをしながら生活費を捻出している学生にとって、『コロナで仕事(バイト)が無い』という状況は、本当に深刻な問題。愛媛の学生さんたちに、少しでも多くの安心や笑顔が戻れば」とプロジェクトへの思いを語る。

 「学生、市民、企業が一体となって学生支援を行うことで、緊急事態宣言後の経済回復も支援したい」とも。

 「学飯」プロジェクトでは、支援を必要とする学生からの申請のほか、企業や個人からの寄付や、プロジェクトに協力する飲食店も募集している。食事券の配布は、寄付金終了まで行う。

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