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松山市内の神社で「輪越祭り」 3密回避のため3日間にわたり開催も

7月28日から3日間に分散して行われている伊佐爾波神社の「輪越祭り」

7月28日から3日間に分散して行われている伊佐爾波神社の「輪越祭り」

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 松山市内の伊佐爾波(いさにわ)神社(松山市桜谷町)で毎年7月30日に行われる「輪越(わごし)祭り」が今年は3密回避のため、28日~30日の3日間にわたって行われている。

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 輪越し(夏越)祭りは、「大祓(おおはらえ)式」を起源に持つ神道の伝統行事。紙で作った「人形(ひとがた)」に名前や年齢を書き、参拝の前夜、布団や枕の下に敷いて寝たり、息を吹きかけたり、体をなでたりして穢(けが)れを託す。当日は人形を神社に持参するとともに、社殿に設置された「茅の輪」をくぐって心身の清浄を祈願し、災いを断ち切ることができるよう祈る。

 同神社では、大祓祈とうへの一般参列を中止。境内で行っていた恒例の地元バンドによるライブパフォーマンスや太鼓の演奏なども行わないことを決めた。

 人形のおはらいは最終日に神職のみで行うほか、参拝が難しい場合には郵送でも受け付ける。担当者の女性は「このようなときだからこそ厄払いの風習は大切にしたいが、感染拡大防止に配慮して家族分をまとめて代表の人に参拝してもらうなど、無理のない形で参拝してほしい」と呼び掛ける。

 人形は氏子らに郵送などで配布しているほか、神社でも受領可能。参拝者には夏越祭の御神札を授与する。人形の受け付けは10時~19時。

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