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松山で「個人事業型複業」のメリットを学ぶ事例共有セミナー

コーディネーターを務める、まえふみさん(写真左)

コーディネーターを務める、まえふみさん(写真左)

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 経営者に向けた「複業許可で企業が成長 ~複業制度導入企業の事例共有セミナー」が11月26日、二番町ホール(松山市二番町3)で開催される。

 「経営者の多くは、副業や兼業の解禁と聞くと『本業に本腰が入らなくなるのでは』『兼業の方が魅力的に見えて社員を引き抜かれてしまうのでは』と心配するが、それは大きな誤解」と話すのは、コーディネーターを務めるまえふみさん。

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 「今回導入事例を発表する3つの企業が導入しているのは、いずれも他の会社に雇用されて働くダブルワーク型の『副業』ではなく、個人の趣味や特技などを生かして個人事業を立ち上げるマルチワーク型の『複業』であることが特徴」とまえふみさん。「『複業』を通じて個人事業主の立場を経験すると、一社員として働いているだけでは理解できない経営者感覚を肌で学ぶことができ、リーダー目線で物事を考える習慣も付く。複業の実践で経営者も社員も、高価な研修を上回る価値のある大きなメリットを得ることができる」と複業導入のメリットを語る。

 県内では、松山市内に本社を置く伊予銀行が4月から、愛媛銀行は7月から、就業時間外に他部署で働く「社内副業」や、雇用契約を締結しない「個人事業主型」に限り行員の副業を認める制度を導入して話題になった。

 セミナーでは、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表した2018(平成30)年以降に複業制度を導入した3社が事例を発表する。少林寺拳法連盟(香川県仲多度郡)の大原一純さん、ゆうぼく(西予市宇和町)の岡崎晋也社長、ホテル八千代(道後多幸町6)総支配人の菅坂昌平さんの3人がパネリストとして登壇し、まえふみさんが解説と進行を務める。

 「今の若い人たちは『副業・兼業を許可している会社は、安心して働ける魅力的な会社』と捉える傾向が強い。複業制度の導入は企業にとって、向上心の強い優秀な人材を採用できる大きなチャンスにもなる。数年後には企業の採用ページで、会社の仕事の他に複業でも活躍している社員の様子が、ロールモデルとして紹介されるような社会になるのでは」とまえふみさん。

 「経営者が社員を信頼しリスペクトの気持ちを持っていなければ、複業制度の導入は難しい。尊重されれば社員は一人一人の能力をフルに発揮し、会社のことを一緒に考えられる心強い部下に育って企業も成長することができる」と複業制度の普及に期待を寄せる。

 開催時間は15時30分~17時。参加費1,000円。申し込みはホームページで受け付ける。

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