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インスタグラムで「#愛媛愛フォトコンテスト」写真を通じた交流の場にも

第1回「愛媛愛フォトコンテスト」で最優秀賞を受賞したminoriさんの作品

第1回「愛媛愛フォトコンテスト」で最優秀賞を受賞したminoriさんの作品

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 今年5月~6月にインスタグラムで第1回「愛媛愛(えひめあい)フォトコンテスト」が行われ、募集が終了した現在も新しい作品が投稿され続けている。

第1回の「愛媛愛フォトコン」で最終審査に残った、道後・放生園のからくり時計と浴衣姿の女性の写真

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 第1回のコンテストに寄せられた作品は約3300点。最優秀賞には審査で選ばれた15点の中から、松山市の会社員minori(みのり)さんの作品が選ばれ、賞品として一眼レフカメラが贈られた。

 コンテストを主催する三福ホールディングス(松山市中村2)広報担当の石山ちかさんは「コロナ禍で経済が停滞し気持ちも落ち込み気味になっている中、愛媛ならではの魅力ある風景をみんなで共有して盛り上がり、地元愛を再発見したいと企画した」と話す。

 最優秀賞の受賞作は、梅津寺にほど近い海沿いの踏み切りに、麦わら帽子の女性がたたずむ夏らしい一枚。「踏切越しに広がる空や海の向こうにストーリーを感じる」「昔海水浴場や遊園地でにぎわっていた梅津寺へ出掛ける電車のワクワク感を思い出した」「オレンジ色の電車が愛媛らしい」など、社内審査員の高い評価を集めて受賞が決まった。

 同社では、今年10月中旬~11月末にも第2回のフォトコンテストを企画しているという。石山さんは「第1回では弊社の社員が審査員を務めたが、次回は審査員を公募したり、一般からも投票を受け付けたりするなどの工夫を加え、より多くの人に楽しんでもらえるフォトコンテストにしたい」と意欲を見せる。

 同コンテストの応募作品は、インスタグラムのハッシュタグ「#愛媛愛フォトコン」で検索すると全作品を見ることができる。

 「どの作品もクオリティーが高く、愛媛にこんなに多くの名カメラマンがいたのかと社内でも驚きの声が上がった」と石山さん。「第1回のコンテストは、写真で地元の魅力を伝えたいと活動している人たちの発表の場になるとともに、これまで知られていなかった写真アカウントに注目が集まるきっかけになったり、趣味や仕事として写真に携わる人たちの間で交流が生まれたりするきっかけにもなった」と手応えを語る。

 募集期間が過ぎた現在も多くの人から「#愛媛愛フォトコン」を付けた投稿が続いており、現在までに3367枚の写真が寄せられている。

 「受付期間外の投稿は残念ながら審査対象にならないが、愛媛の魅力を伝えたいと投稿してくれる人たちの気持ちがうれしい。『#愛媛愛フォトコン』が愛媛の魅力を発信するフォトアーカイブになれば」と期待を込める。

 第2回では、優秀賞3人を表彰すると共に、数十人に副賞を贈る予定という。

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