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松山でソメイヨシノが返り咲き キンモクセイも約1カ月遅れで開花

返り咲きを見せている岩堰橋近くのソメイヨシノ(10月26日撮影)

返り咲きを見せている岩堰橋近くのソメイヨシノ(10月26日撮影)

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 松山の岩堰橋(松山市石手1)近くの公園をはじめ、市内の数カ所でソメイヨシノが数輪の花を咲かせ、散歩で通りかかる人などが足を止めている。

松山で例年に比べて約1ヶ月遅く開花したキンモクセイ(10月29日撮影)

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 秋の始まりを告げるキンモクセイも、今年は例年より1カ月近く遅く開花。松山では例年9月末~10月初旬に花を咲かせ「キンモクセイが咲き始めるともうすぐ秋祭り(10月7日)」と感じる人が多い季節の風物詩だが、今年の松山市内では10月末になり、やっとつぼみがほころび始めた。

 松山地方気象台の職員は「今年は例年に比べて8月の気温が低く、曇りや雨の日が多かった。昨年8月は日中曇りや雨の日が7日だったのに対して、今年は22日。最高気温も、昨年は毎日30度を超えたが、今年は30度を下回る日が11日あった。例年と異なる夏の気象条件が、ソメイヨシノやキンモクセイの開花に影響を与えた可能性も考えられる」と話す。

 今年は東京でも、例年より早く9月初旬にキンモクセイが開花したというニュースが報道された。松山市内の女性は「そう言えば今年はまだキンモクセイの香りをかいでないと思っていたら、街なかの木がつぼみを付けていて驚いた」と話す。

 ソメイヨシノをはじめとする桜の仲間は、夏の間に翌春開花する花芽を作ってから、秋冬の寒さで葉を落として休眠に入る性質を持っているため、台風や強風などで葉が落ちた後に気温の高い日が続くと秋の返り咲きを見せることがあるという。

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