松山の「坊っちゃんスタジアム」(松山市市坪西町)で9月5日、「愛媛マンダリンパイレーツde愛イベント」が行われ、話題を集めた。
同イベントは、県が運営する「えひめ結婚支援センター」の取り組みの一環として、松山の広告会社「星企画」(東石井6)が企画・主催したもの。プロ野球独立リーグ愛媛マンダリンパイレーツと高知ファイティングドッグスの公式戦を観戦しながら参加者同士が会話を楽しんだ。同スタジアムの記者室を貸し切り、人目を気にせず、落ち着いた雰囲気の中過ごせるということから、当日は男性20人、女性19人が参加した。
参加者らは、約5分ずつ一人ひとりと会話を楽しむ「プロフィールトーク」の後、食事、気になる相手との時間を楽しむ「ツーショットトーク」などの時間を通して互いの理解を深めた。途中、元プロ野球選手で、現在愛媛マンダリンパイレーツシニアアドバイザーを務める石毛宏典さんが激励に駆け付け、イベントに華を添えた。
イベントを企画した藤田浩史さんは「初めての試みだったが、和やかな雰囲気でスタートすることができた。中には、試合そっちのけで会話を楽しむペアも見られ、試合も運営している当社としては少し寂しいものもあったが、婚活イベントとしての手応えを感じた瞬間だった。野球が互いの心を開く良いきっかけになったのでは」と話す。
この日は最終的に3組のカップルが誕生。試合もマンダリンパイレーツが3対1で勝利した。
「野球場で婚活という、自社のオリジナルコンテンツを生かした新しい取り組みを行うことができたと思う。今後もイベントを企画し、愛媛で1組でも多くの幸せなカップルが増えてくれれば」(藤田さん)とも。