伊予市のふたみシーサイド公園(伊予市双海町)で1月8日・9日、水仙の展示即売を行う「初春水仙花祭り」が開催される。
双海町の下灘地区では毎年1月になると山の斜面や海岸沿いに水仙の花が咲き乱れる。同町が水仙の名所になったのは約20年前。ミカン栽培をしていた金山さんが栽培をやめる際、代わりに水仙の花を植えるようになったのが始まり。今は亡き父の意思を継ぎ、息子の金山さんが1人で10万本にもなった水仙畑の管理を行っている。水仙畑の面積は約2000平方メートル。今では「夕やけこやけライン」と呼ばれる国道378号線にも水仙の花が自生するようになった。
「水仙を生かし多くの水仙や双海をPRするイベント」として15年ほど前から同祭りが行われるようになり、以降毎年1月中旬に開催されている。主催はシーサイドふたみ、ふたみ花の会、伊予市観光協会双海支部。
会場となるふたみシーサイド公園では水仙の鉢植えの展示即売や切り花の即売を行う。水仙は主催の「ふたみ花の会」が同イベントのために休耕田で育てた水仙を用意するもので、市価より安く販売するのが特徴。そのほか、地元農家の野菜やミカン、伊予柑、ダイガラ餅なども即売。水仙をイメージした弁当や「よもくれだんご汁」なども用意する。
開催時間は、8日=10時~16時、9日=10時~15時。問い合わせはシーサイドふたみ(TEL 089-986-0522)まで。