高校生ボランティア団体「愛媛高校生サークル」が7月30日・31日、松山市駅前で東日本大震災の募金活動を行った。
昨年4月、新田高校3年生でサークル長の明比貴宏さんが独自に立ち上げた同サークル。当初は、パソコンの使い方の無料サポートなどを行っていたが、ボランティアに力を入れたいというメンバーからの声が多く、同年8月から「愛媛高校生サークル」としてボランティア活動を行ってきた。メンバーには県立松山北高校や伊予農業高校の生徒なども参加している。
明比さんは「愛媛は東北から離れていることもあり、震災への関心が薄くなってきているように感じる。今回の募金活動は募金を集めたいというより、震災のことや東北で実際に困っている人について松山の人にもっと考えてもらうきっかけにしたいと行った」と話す。
「今後、受験が控えているため大きな活動はできないが、チャリティーコンサートなどの学生の企画と一緒に募金活動を続けていきたい。自分が卒業しても次の代につなげていきたい」とも。